●㊺ 「沖縄・那覇座談会」の報告(後編)

 師を想い、創価を想う同志との語らいの時間はあっという間に過ぎていく。
 参加者の皆さんの話から、今や全国各地で声を上げる会員に対する査問や処分といった威圧・排除が常態化していることが分かってくる。
 古今東西、いつの時代も、対話を避け、力で抑えつけるのが臆病な権力者の常套手段である。
 元職員であった私たちは、各地の学会組織の狂いの元凶が信濃町の学会本部の腐敗堕落にあることを痛烈に感じてならない。
 野口が話す。
「僕はかつて管財局建設部という部署にいたんですけど、新聞啓蒙の時期になると建設部の職員が各企業を訪問して聖教新聞の購読をお願いするんです。
 そうすると各企業から結構な数の記入済みの新聞啓蒙用紙が本部に送られてくるわけです。
 すると、それを長谷川理事長とかの幹部は、座談会が近くなると『啓蒙用紙あるかな』って管財局に取りに来るんです。」

 それを聞いたご婦人のGさんが語る。
「そうそう、私もそれを貰いました。副会長が担当で講義に入ってくれた時に『お土産に、12ポイントこの地区に』って感じでした。
 来る前に組織の幹部が、会合のお誘いと一緒に“(お土産を)持ってきてくださいね”って言うんです。」
と実体験を話される。
 隣で話を聞くJさんが呆れ返った表情で語られる。
「そんな新聞啓蒙ってまったく意味ないじゃない。新聞読んで感動して心が動かなきゃ、何のための聖教新聞なんでしょうか。
 それが数(成果)のためになり、資金集めに利用されて、本部職員の高額な給料になるだけでしょ。“何のため”という目的観が抜けてると思う。」

 さらにJさんは語る。
「私は、『新聞啓蒙をいくつやって来なさい』、『折伏いくつやって来なさい』って言われて、困ってもいない人のところに行って、“やらなきゃいけない折伏の為の折伏”を無理してやると、相手に変な押し付けがましいことを言ってたりするんですよ。
 でも“自分に勝とう”と思って祈っていくと、不思議と困っている人が自分に接して来るんです。そういう時に、相手を想って厳しいことも言ったりもするんですけど、結局、相手に真剣に伝えていくなかで自分の命が折伏されていて、自分のエゴが消えていくんです。
 たとえ言い合いになっても、しっかり相手の心には届いていて、“折伏って難しいから自分には無理かなぁ”って思っても折伏が出来るんです。ほんと不思議なんですよ。」

 Jさんは先日も友人への折伏を実らせていた。さらに最近、未入会の旦那様も題目を一緒に上げるようになられたという。「勇気」の折伏の闘いをされるJさんの話に、拍手が湧き起こった。

 深く頷きながら聞いていたAさんが、「やっぱり相手を救おう、幸せにしてあげたいという気持ちがあると、多少きついことを言ったとしても、相手には真心は通じているんですよね。」と、実感を込めて話される。
 Aさんは続けて語られる。
「でも今の創価は組織運営にばっかり気を取られているから、困っている人のための折伏じゃなくなっているように思うんです。
 私が以前、入決を取って、御本尊様も頂くということになって、沖縄本部に申請に行ったんです。その時は池田先生が2月頃に沖縄に来られるものすごい忙しい時期だったんですが、職員が一言、『なんでこんな忙しいときに折伏を持ってくるんだ』みたいな、ポロっと本音を漏らす人がいましたよ。」

 なんと傲慢な職員であろうか!会員に尽くすために職員になったのではないのか!最も尊き折伏行を馬鹿にし、愚痴をこぼしながら働くぐらいであれば、職員でいる必要はない!!むしろ師匠の創価にとって明らかに邪魔な存在である!!
 小平が話す。
「大事なことは職員とか幹部とかっていう地位や立場じゃないですよね。みな地涌の菩薩なわけです。
 だから折伏といっても、学会本部がおかしくなってきたのであれば、学会の中の人間であっても対話していくっていうのが、僕は折伏だと思うんです。つまり、『内部折伏』です。
 信心していない人に折伏するという意味もありますけど、信心している人たちに本当の、三代の思想、三代の信仰っていうものをしっかり伝えていく。これがまた『折伏』だと思うんですよ。
 そういう意味で、僕達の今やっている創価変革の闘いは折伏をやっているんだと思うんです。
 今の原田会長に対しても、執行部に対してもそうですけど、世間でいう敵対とかではなく、本当に折伏精神で、慈悲の精神で、なんとしても本部を良くしていくっていう折伏の闘いを、本当に一人ひとりがやっていくことが今大事なんじゃないかと思うんです。」

 創価学会の原点は、日蓮大聖人そして創価三代の師匠である。
 しかし、現本部執行部がそこから逸脱している今、日蓮大聖人と創価三代の師匠の思想と精神に立ち返り、“世界の平和と一切衆生の幸福”という大願に立って、創価学会の内部の人間を折伏する時が来ていると思えてならない。

 続いて、それまで皆の話をじっと聞いていたLさんが話し始められる。
「私は今、昔の『人間革命』を1巻から読み返していて、もともと池田先生が書かれたものと、ワイド版(2012年12月以降の発行)のものとを並べて両方のページをめくりながら読んでいってるんですね。
 きっかけは、夫が壮年部の勉強会でワイド版を読んで、“国家権力に対する先生の怒りが薄められている気がする”って言ったんです。
 私はそんなにたくさん変更があるとは思わなかったので、比べて見て違いがあったら付箋を貼りながらずっと読んできて、今やっと5巻がもう少しで終わるんですけど、それがもうほとんどのページに付箋が付くんです。」

 衝撃的な事実である。参加者の皆が「えーっ!」と声を上げ、目を丸くしてLさんの話に聞き入る。
 Lさんは続ける。
「私は組織では、ワイド判になるのは宗門問題が起こって、今まで書けなかったことを書くようにしたと聞いていて、それはまあそうかなって思っていたんですけど、読んでいると宗門問題の所だけじゃなく、全般にわたって書き換えられていて、書き換えている所が1頁の中の1文だったりとかするんですけど、それで見ていくと確かに悪いことばっかりではないんです。
 エピソードのちょっと分かりづらいところを時系列で直して読みやすくしてたり、当時の人には分かっても今の人には分からない言葉を補足して説明してたりとか、分かりやすくなっているのは確かにあります。前後の昭和史が織り込まれているので、相当参考文献を読み込まれて書かれていて、それは敬意を表するところなんですけど」

 むろん、訂正のすべてが改悪になっている訳ではない。時代の変化に則して修正することは必要である。
 続けてLさんが、事前に用意されたコピーを読み上げ、具体的な変更点を紹介される。
「例えば、吉田首相の時代に労働組合がどんどん出てきてデモを起こすところがあるんですけど、そこで吉田首相がデモを起こした人たちのことを『不逞の輩』っていう言葉を使っているんですね。
 先生のオリジナルの方は、『『不逞の輩!』――この一言が、国を安泰にし、民を幸福にしなければならない最高責任者の口から出たのである。慈愛の一片もない言葉であった。民主政治は、大衆のための政治であるのに、権力の座にある責任者が、民衆を敵と見なしてしまったのである。』(小説『人間革命』第二巻138頁)とこういう書き方なんです。
 だけど、ワイド版では、『『不逞の輩』という一言は、大きな波紋を広げた。国労は、即座に、首相は、『われわれ労働者を“不逞の輩”と宣言した』と抗議し、他の労働組合も、相次いで非難の声をあげた。』(小説『人間革命』ワイド判第二巻158頁)っていう風に変わっているんです。」

 確かにオリジナルの方で書かれている師匠の権力に対する怒りが、ワイド判では割愛され客観的事実のみとなっている。
 「民主政治は、大衆のための政治」――まさに政治は誰のためにあるのか。この「誰のため」「何のため」という根本的な問いかけから師匠の心は動き出す。常に師匠は民衆と共に生き抜いて下さっているのだ!
 こうした変更は、権力と真っ向から闘われてきた師匠の精神を踏みにじる「真実の歴史」の改ざんであると思えてならない。
 話を聞いていたKさんが驚きながら、
「書き換えによる洗脳みたいのが始まっている」と漏らされる。
 すると、Iさんは、
「あのね、混ぜるんですよ。さっきより良く、いい修正があるって仰いましたね。混ぜるんですよ。いいものを混ぜて、全体的に良くなっているように見せるんです。」と語る。
 それを聞いたJさんが
「人間革命だけじゃないですよ。だから古いものは取ってけっていうのが結構回っています。“古いのを買っとくように”って。」と続ける。
 Lさんはさらに“改悪”の実例を話される。
「最近、創価学会のコマーシャルがすごい沢山あるんですけど、オリジナルの『人間革命』の中には、こう書かれているんです。
『またある人は、利発そうに言うかもしれない。――そんなにいい宗教なら、なぜラジオや新聞で、もっと宣伝しないのか、と。
 なんと浅はかな言葉であろうか。地獄の苦しみに落ちた人間を、救うことができるかどうかが、あらゆる宗教の存在価値を決める尺度である。そんな時に、美しい宣伝文句を並べて騙すのは、きまって悪質な企業的宗教である。』(小説『人間革命』第二巻112頁)と書かれているんですが、ワイド版だと削除されているんです。」

 みな驚きを隠せず眉間に皺を寄せながら、Lさんの話に聞き入っている。Lさんは話を続ける。
「それと教義についても、
『時代の進展によって変更しなければならない教義や矛盾に満ちた宗教は誤れる宗教と断定すべきである。』(小説『人間革命』第二巻270頁)という内容も削除されています。
 あとは、牧口先生が、『教育勅語、あれは最低のものです』(小説『人間革命』第三巻277頁)と言われたという場面が、ワイド版では、『教育勅語、あれは道徳の最低基準です』っていう言い方に変わっているんですね。微妙に“教育勅語”を容認しているように見えるんです。」

 権力に迎合する現本部執行部にとって都合の悪い部分を改悪している実態を聞き、皆、驚愕した。
 知らず知らずのうちに創価の真実の歴史が歪められていることを恐れずにはいられない。

 苦悶の表情で聞いていたJさんが、「ちょっといいですか。『名言100選』の中にもある、先生が私たちに残された言葉だと思うところなんですけど、上下じゃなくて凄い平等なんです人間観が。」と言って、本を片手に池田先生のご指導を紹介してくださる。
「 『戸田先生は、厳然と言われた。
 “恩知らずの、倣慢な幹部がいたならば、厳しく、遠慮なく叱りなさい。どんどん、自分の真実の思いを言い切っていきなさい。”
 下から上へ、厳しく叫べ!それが、牧口先生、戸田先生の鉄則である。沈黙してはいけない。臆病であってはいけない。』とあるんです。
 この『下から上へ』の意味が、抗議の立場じゃなくて、先生が仰りたいのは平等というか、人間の命の対等という同じ感覚で叱るって事だと思います。
 だからね、『恐れ』がまだあるんだと思う。厳しく遠慮なく叱るというのは『恐れがない』ということですよね。」

 急所をえぐるような、Jさんの必死の叫びであった。
 権力を恐れる「臆病」という己心の敵に打ち勝ち、傲慢な幹部を厳しく叱り飛ばしていく行動の中にしか、清浄な学会本部に変革していくことは出来ない。
 参加者一人ひとりが、徹して悪を責め抜く「勇気」の闘いを決意し合った。

 いかなる苦境に追い込まれても、自分が諦めない限り、必ず未来は開いていけるのだ。
「沖縄こそ、日本で最初の広宣流布の地であると私は確信している」と師が宣言された沖縄の天地。その意味が命で感じられた座談会となった。
 そして、参加者の心には師匠へのご恩返しは今である!との創価変革への決意の狼煙が、いよいよ高らかに上がったのである。

<7・17(月・祝)横浜座談会 開催のお知らせ >
 式次第
7・17式次第

 日時
   平成29年7月17日(月・祝)
   (入場開始)  午後1時15分
   (開始時間)  午後1時30分
   (終了時間)  午後5時40分予定

 場所
   かながわ県民センター 2階ホール 
   (神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町2-24-2)
   http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f5681/p16362.html

※山下公園前にあります「神奈川県民ホール」とは、別の施設です。お間違えのないようにお願い致します。

 座談会参加のご連絡のお願い
 横浜座談会への参加を希望して下さる方は、参加人数をブログ上のメールフォームか、以下のアドレスからお知らせいただけると本当にありがたいと思っています。
 ★連絡先(メールアドレス):harunokoimejapan20150831@yahoo.co.jp
 お名前をお伝えいただく必要はありません。メールに一行で構いませんので、「2名参加です」「埼玉から1名で行きます」など、教えていただけると本当にありがたく思います。もちろん、連絡を下さらなくても参加していただいて構いません。

 地図
神奈川県民センター

 交通アクセス
 JR・私鉄:横浜駅の「西口」、または「きた西口」を出て、徒歩およそ5分

 当日の晴天、絶対無事故、大成功・大勝利を勝ち取るべく、全力で闘い抜き、万全の準備を進めて参ります!

 その他のお知らせ
1、現在係争中の「譴責処分(H23)」と「配置転換(H21~H23)」の不当性を証明する裁判の期日のお知らせ
 6月27日(火)の第8回口頭弁論期日は、無事に大勝利で終わりました。
裁判長より、次回から合議制(裁判官3人体制)で行なう旨の説明がありました。
 9月4日までに学会本部が反論の書面を提出し、次回期日は9月12日(火)10時から東京地裁611号法廷となります。
 会員の無実と正義を証明すべく、また原田会長を始めとする本部執行部の責任を追及すべく、己身の油断、慢心を排して全力で闘い抜きます。

2、『実名告発創価学会』について
 私たちが学会本部の中で体験してきた事実を書いた著書『実名告発 創価学会』が好評販売中です。創価を愛し、創価の変革を願う方々に、学会本部変革のためのツールとして、ご利用頂ければ本当に嬉しいです。<当ブログメニューの「リンク」からご購入いただけます>
(誤字の訂正のお知らせ)
 36頁9行目の「かつて2006年6月頃、師匠は本部職員の全体会議で」の日付が、正しくは「2002年6月頃」でした。申し訳ありませんが訂正をお願い申し上げます。




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プロフィール

Author:元創価学会職員3名
小平秀一
平成7年3月、創価高校を卒業。
平成11年3月、創価大学を卒業。
平成11年4月、宗教法人創価学会に入職。
平成24年10月、宗教法人創価学会を懲戒解雇。
平成26年6月、創価学会を除名。

滝川清志
平成12年3月、創価大学を卒業。
平成12年4月、宗教法人創価学会に入職。
平成24年10月、宗教法人創価学会を懲戒解雇。
平成26年6月、創価学会を除名。

野口裕介
平成14年3月、東海大学を卒業。
平成14年4月、宗教法人創価学会に入職。
平成24年10月、宗教法人創価学会を懲戒解雇。
平成26年6月、創価学会を除名。

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