■㉘ 「7・3サイレントアピール」の報告と、「8・20座談会」開催の決意

 7月3日、まるで諸天が大喝采を送っているかのような青空が広がる中、学会本部の広宣流布大誓堂前で、今の創価を憂える同志が一堂に会する歴史的な学会本部へのサイレントアピールを行なうことが出来ました。
 この日、全国から師弟不二に生き抜く35名の同志が集い合い、深き祈りと創価変革の思いを込めた横断幕とプラカードを高らかに掲げ、学会本部に突き付ける。
 「安保法に反対の声を上げる会員を処分するな!」との怒りの声。
 「創価三代に違背する安保推進の公明党は支援できない!」との真実の声。

 一体、なぜ公明党は憲法学者が違憲であるとした安保法を成立させることができてしまったのか。なぜ本部は戦争法を容認したのか。

 そして、公明支援のために師匠を利用する学会本部執行部に対し、「退陣せよ!」との弟子の声が、学会本部にこだましたのである。

 私たちが、集合場所のJR信濃町駅に着くと、すでに多くの会員同志の皆様が集合されていた。
 お一人お一人が、この歴史的な民衆決起の日を迎えるにあたり、祈りに祈り、並々ならぬ覚悟を持って集われていた。
 事前の電話で、「腹を決めて、仕事の休みを取ったわよ!」と決意を語られたご婦人は、「さあ、いよいよサイレントアピールに立ちましょう!」と笑顔で語られる。
 学会本部への直接抗議である。“もしかしたら処分されるかもしれない”との不安はあったはずである。
 しかし、そうした不安を乗り越えていた。
 ただただ“師匠が望まれる創価に変革する!!”との師匠への誓いに、心を燃やしておられた。

 駅から全員で広宣流布大誓堂前に歩いて向かう。広々とした大誓堂前に到着すると、すぐに各々が持参した横断幕やプラカードを堂々と広げ始める。
 その中に、ひときわ目を引く手作りの横断幕があった。
 そこには、“「平和」の祈りは届いていますか われら国を超へ 民族を超へ 世界人類の平和を ここに誓う”と、達筆な字で書かれ、その横には、麗しい一人の女性のイラストが描かれていた。
 横断幕を作ってこられたご夫妻は、「今日のサイレントアピールにふさわしい言葉を探してきました。」と語られる。
 この言葉は、特攻戦没者の約半数が出撃したという鹿児島県の知覧町にある「慟哭、誓いの碑」に刻まれた言葉であった。
 未来ある多くの青年を死に至らしめた戦争と、民衆を利用する権力者に対する怒り、そして“今の日本を戦争に参加できる国にさせてなるものか!”とのご夫妻の熱き決意が、一文字一文字に込められている。
 その横断幕を見た一人の参加者が、声を弾ませながら語った。
 「見事な横断幕に、お二人の純粋な信心がにじみ出ているようです。本当に感動しました。」と。

 そのご夫妻の横には、特大の三色旗が悠然とたなびいている。
 旗を握るのは、「ひとりの学会員」、天野達志さんである。
 創価変革のために一人立ち上がった天野さんは、時に「共産党だ!学会の三色旗を利用するな!」との心無い批判を受けてきた。しかし、師匠に誓った生き方を貫こうと戦われ続けてきたのである。
 この日も決死の覚悟で、三色の布を自ら縫い合わせた自作の特大三色旗を持参して、愛知県から駆けつけて下さった。

 私たちや地元の同志たちも、3つの横断幕を掲げた。
 「 安保法制に 反対の声を上げる 会員を処分するな!! 」
 「 安保推進の公明党を 支援することは 創価三代に違背している! 」
 「 安保法制を容認し 師匠に敵対する 執行部は退陣せよ! 」
 横断幕の後ろに参加者が2列で並び、後列の方々はプラカードを高々と掲げた。
 大誓堂のはす向かいの売店前には、数人の外郭職員が集まり、遠目からこちらの様子を窺っている。物珍しそうに、カメラを向ける通行人もいる。
 前代未聞の現役創価学会員による学会本部前でのサイレントアピールに、メディアの方々も取材に駆けつけられた。

 しかしこの日、普段の学会本部とは何か様子が違っていた。
 ほとんど人影がなかったのである。
 確かに参院選の渦中であり、学会員は現場組織の支援活動に飛び回り、普段よりも来館者が少なくなる状況は考えられる。
 ところが、その場で事情を調べると、学会本部の主要施設である創価文化センターと広宣流布大誓堂の2つの施設が、月曜の定休日でもないのに休館日となっていたことが分かった。
 「7・3」は、創価三代の師匠が国家権力と戦い抜かれた歴史的な日である。しかし休館。
 そして、異様なまでに静まり返る大誓堂前。不自然に感じてならなかった。

 それでも参加者の同志は、“己の使命を、断固果たすんだ!”との決意を漲らせ、青空のもと横断幕を掲げながら、対話に花が咲いていく。
 野口の隣には、早朝の新幹線を使い、旦那様と一緒に栃木県から駆け付けて来られたご婦人がいらした。
 ご婦人は、今回のサイレントアピールに参加した思いを語られる。
 「私は最初、“自分の住んでいる地域におかしな幹部がいる”と思っていたんです。でも違いました。その上の栃木県の幹部にも、さらに上の方面最高幹部にも、芸者遊びをするような狂った幹部がいたんです。」と。
 そのご婦人は、昭和54年当時から本部職員幹部の腐敗、堕落を見てきたという。学会本部から来た最高幹部たちは、「酒がなければ人は集まらない」と豪語し、地元の学会員に酒を用意させることが当たり前だったという。
 ご婦人は、さらに憤りを込めて語られる。
 「結局、地域だけの問題ということではないんです。その根が学会本部にあることが徐々に分かってきました。今回の安保の問題もそうです。本部が変わらなければ現場は変わりません。だから今日私は、こうして本部前で立とうと思ったんです!」
 ただただ創価のために、真剣に戦って来られた創価の母の話を伺い、私は胸が熱くなった。
 そのご婦人は、師の仰せに照らし間違っていると感じたことに、正義の声を上げ続けてきた。しかし現在、安保反対の声を上げたということで、現場組織で村八分にされ、ほとんど幹部は家に来ないという。
 話を聞きながら、今の創価の実態に苦しくてならなかった。
 誰もが、創価が嫌いで声を上げているのではない。皆、師の仰せを護りたいと血の涙を流しながら、懸命に声を上げ続けているのである。
 しかし、権力の魔性に侵された学会本部は、もはやそうした人間の心が分からなくなっているのである。
 ご婦人は笑みを浮かべながらも真剣な眼差しで、「これからもっともっと、こうした運動を広げていかないといけないわね。先生との誓いを果たすために、出来ることは何でもするからね!」と力強く語られた。

 すると、そのご婦人の隣にいた壮年の方も語り始める。
 「こうして学会本部前で、池田先生に届けとばかりに立つ運動を継続的にしていきたいですね!師匠の仰せと違う本部そして公明党を絶対に許せませんよ!」と。
 その方は、2か月ほど前、地元埼玉で安保反対を表明したことが理由で、幹部から地区部長の降板を言い渡された方であった。
 現在は副支部長専任として、未だに担当の地区すら決まらずに、師匠を胸に一人題目を上げ抜く苦闘の日々だという。
 しかし、メッセージボードを高らかに掲げるその表情は、実に晴れ晴れとしている。
 「今日、7月3日は参院選前の最後の日曜日。だから、地元では壮年部は終日エフ取り(支援依頼)なんです。でも、私は今の公明党を支援することはもちろんできません。私の戦いはこのサイレントアピールです!」と、意気軒昂に語られる。

 さらに、その隣にいた千葉の壮年の方も話し始める。
 「創価学会が安保に反対しないなんておかしいんだ!でも、私がその事を地域で言ったら、ブロック長を外されたんだよ。」と。
 この壮年の方も、安保反対の声を上げたことで役職を剥奪され、孤独な戦いを強いられていたのである。
 その目には、正義の怒りと共に、深い悲しみの涙がにじんでいるように見えた。
 会員の声を聞くことよりも、自民党の声が優先。
 会員の平和の声よりも、安保の推進が優先。
 会員の真剣な疑問には、“信仰が浅いから”。
 説明に理解しなければ、役職を剥奪。
 この創価と公明の転倒に、怒りが込み上げてならない。
 学会本部よ!
 会員は、学会本部の駒ではない!
 公明支援のために会員がいるのではない!
 「 安保法制に反対の声を上げる会員を処分するな!! 」
との横断幕を持つ手に力が入った。

 しばらくすると、通行人のご婦人が、天野さんが掲げる三色旗を指さしながら、興奮して話し掛けてきた。
 「あなたたち、どうせ共産党でしょ!」
 天野さんは笑顔で答える。「いえいえ、違いますよ。私は学会員ですよ。」
 しかし、そのご婦人は全く信じようとしない。
 ご婦人、「なんで、三色旗を掲げているの!共産党でしょ!」
 天野さんは誠実に答える。
 「私たちは本当に共産党じゃありません。三色旗は私の信念です。」と。
 しかし、ご婦人は納得できない表情を浮かべて、さらに「共産党でしょ!」と非難し続ける。
 するとその横を、たまたま子連れの男性が通りかかる。
 そして、ご婦人に向かって、「私も学会員ですが、安保には反対です。明らかに創価の平和思想に反していますから。」と一言伝えたのである。
 それでもご婦人は、“納得できない”との表情を変えることなく、しばらくしてからその場を去っていった。

 安保反対の人を見るなり、「共産党だ!」と決めつけてしまうご婦人の姿。
 学会本部が現場組織に、『安保に反対する人間は皆、共産党である』との嘘のレッテルを流しているのだろう。学会の中から安保反対者を排除するために、もともと学会員の中にある共産党に対する嫌悪感やマイナスイメージを利用して。
 しかし、そうした創価の対話なき決めつけから始まるやり方は、はたして正しいのだろうか。
 「師匠の仰せに反している!」と声を上げれば、組織の秩序を乱したとして「反逆」のレッテルが貼られ、話し合いもなく排除されてしまう。
 一体なんのための組織なのか。誰のための組織なのか。
 創価の組織とは、三代の思想こそが根本であり、師匠が中心軸ではないのか。

 もはや今の学会本部には、師匠の精神が形骸化しているとしか思えない!

 ならば、真の弟子が勇気の声を上げ続けねばならぬのだ!
 師の正義を守り抜くために、心ある同志が皆で叫ばねばならぬのだ!

 「幹部のための学会ではない。会員のための学会である。断じて、学会員を苦しませてはいけない。そのためにも、おかしな幹部がいれば、皆で声をあげていくのである。
 『学会の指導と違うではないか!』『師匠の言っていることに反しているではないか!』と。
 そうやって皆が強く叱咤・激励して、立派な指導者をつくっていけばいいのだ。
 『下』から『上』を動かしていけ! ── それが牧口先生のご指導であった。」(名誉会長指導)

 サイレントアピールが残り10分程になった頃、一人のご婦人が横断幕の文字を見つめながら近づいて来られる。
 野口が「こんにちは!」と挨拶する。
 するとご婦人は、「どうしても一目皆さんにお会いしたくて、居ても立ってもいられなくて来ました。」と話される。
 そして、「これまでブログを通して、創価を憂える同志の皆様の戦いに励まされながら、地元で孤独な中でも必死に安保反対の声を上げて来ました。」と語られる。
 すると、横断幕を掲げていた別のご婦人が、「一緒にどうぞ、どうぞ!」と優しく声を掛けられる。
 ご婦人は、「良いんですか?」と言って、嬉々として横断幕を掲げる列に加われた。
 現場組織で人知れず悩みを抱えながら孤軍奮闘されてきたご婦人の、勇気のサイレントアピール参加によって、参加者の心に勇気の炎が伝播していったのである。

 こうして、総勢35名の会員による、学会創立以来初の学会本部に対するサイレントアピールは、一切無事故、大成功で終了する。

 参加された皆様は、「もっと連帯を拡大していきましょう!」「また次も立ちますからね!」と、嬉々として語られた。
 互いに固い握手を交わし、今後の決意を語り合いながら現地で解散する。
 皆、歓喜雀躍とした姿で帰っていかれる。しかし、地元組織に戻れば、たった一人の孤軍奮闘が始まる。

 おかしい!!なぜ師の精神を護ろうと正義の声を上げた会員が苦しまねばならぬのか!
 純粋だからこそ、師の仰せに違背する安保を容認することはできないのだ!
 真剣だからこそ、「間違っている!」と正義の声を上げざるを得ないのだ!
 誓いを護り、創価を護りたいからこそ声を上げざるをえないのだ!

 さらに今回、7月10日の参議院選挙では、公明が与する政権与党が、改選過半数(61議席)を上回り、結果、「改憲勢力」が改憲に必要な議席である参院の3分の2を上回ってしまった。
 与党は国の根幹である立憲主義を破壊し、専制政治を行ない、世界に誇る平和憲法を根こそぎ改憲しようとしている。

 『私は絶対に第9条だけは変えてはいけないと思います。』(名誉会長)

 この立憲主義の破壊の流れは、公明党と創価学会が加担した一昨年7月1日の集団的自衛権の行使容認を認めた閣議決定から、一切がはじまっている。
 そして今後、さらに公明党・創価学会は、師匠を利用し、会員を騙しながら「加憲をして歯止めをかけた」などと叫び、平和憲法を破壊していくのだろうか。

 憲法9条を骨抜きにした安保法に、創価・公明が反対を貫けば、こんな事態に直面することすらなかった。
 師の仰せを裏切った執行部、そして公明党。掛け違えたボタンは、掛け違えた場所まで戻らなければ、直すことはできない。

 ゆえに、創価が本来の使命に目覚めぬ限り、この安保問題は取り返すことができない。

 今、弟子が立ち上がらねば、創価は確実に崩壊の道を進んでいくことは火を見るよりも明らかである!
 諦めれば、一切が終わりである!
 しかし、断じて師の創価を諦めるわけにはいかない!
 どこまでいっても自分との戦いなのだ!
 時は、師匠がご存命の今しかない!
 師匠と創価を思う真の弟子が、正義の連帯を拡大する時は今である!
 もはや師に甘える時代ではない。弟子が、勇気の声で、三代の師の仰せを護る創価に変革していくしかない!

 今こそ、真の池田門下がさらに連帯し、声を上げゆく時だと思えてならない。ゆえに今回、私たちは8月20日(土)午後、第5回となる座談会を横浜の地で行なわせて頂くことを決意しました。
 今回の座談会では、サイレントアピールに立たれた同志のありのままの体験を聞かせて頂きたいと思っています。今もっとも重要なのは、現場で一人立ち上がり、信念の闘争を続けていらっしゃる同志の体験を聞かせて頂くことだと思いました。
 さらに今回、日本屈指の憲法学者である首都大学東京の木村草太教授に、ご参加頂けることになりました。
 日本の危機的な実態を憂える憲法学者の視点から、今の日本が、そして政権与党がどれだけ危険な方向に向かっているのかを、語って頂きたいと思っています。

 腹を決めるのだ 自身よ!
 覚悟を決めるのだ 自身よ!
 己は絶対に誤魔化せぬ!

 創価を護る!
 それが
 師との三世の誓いを果たしゆく
 我が使命である!

 たとえ遠回りに見えても
 無駄な労力だと批判されても
 愚直に、そして地道に!
 あなたは
 あなたの誓いの道を
 堂々と歩むべきだ!!

 心ある同志の連帯を!
 創価を憂える同志の正義の連帯を!
 強く大きく築くために!
 真実の声を!
 正義の声を!

 あなたの人生を支え
 生きる意味を教えて下さった
 温かな師と共に
 誓いの雄叫びを
 今こそ上げるのだ!

 創価の歴史は
 権力への迎合ではなく
 闘争である!!

 師の魂は
 武力による平和ではなく
 対話による平和である!と

 君よ!
 今こそ!
 今こそ!
 師と共に
 叫び抜け!!

第6回サイレントアピール(大誓堂前①)20160703

第6回サイレントアピール(大誓堂前②)20160703

第6回サイレントアピール(大誓堂前③)20160703





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プロフィール

Author:元創価学会職員3名
小平秀一
平成7年3月、創価高校を卒業。
平成11年3月、創価大学を卒業。
平成11年4月、宗教法人創価学会に入職。
平成24年10月、宗教法人創価学会を懲戒解雇。
平成26年6月、創価学会を除名。

滝川清志
平成12年3月、創価大学を卒業。
平成12年4月、宗教法人創価学会に入職。
平成24年10月、宗教法人創価学会を懲戒解雇。
平成26年6月、創価学会を除名。

野口裕介
平成14年3月、東海大学を卒業。
平成14年4月、宗教法人創価学会に入職。
平成24年10月、宗教法人創価学会を懲戒解雇。
平成26年6月、創価学会を除名。

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