■㉕ 「6.4安保法制について考える会」の報告と、「7.3サイレントアピール」への決意

 先日6月4日、大青天の空の下、「安保法制について考える会」を盛大に開催することが出来ました。
 オーストラリアから一時帰国し、駆けつけて下さった草創の大先輩や、福岡から飛行機でお越し下さったご夫妻を始め、山口、広島、福井、大阪、三重、岐阜、栃木など、遠方から多くの方々がお越し下さり、120名の大結集で、一切無事故、大成功で終えることができました。本当にありがとうございました。

 今回、講師としてお呼びした慶應義塾大学の小林節名誉教授は、前日、京都でのご講演があり、朝一の新幹線で駆け付けて下さいました。
 演壇に立たれた小林教授は、冒頭に、「宗教と憲法、日蓮上人と池田博士、創価学会と公明党、宗教改革について語る」とテーマを紹介され、ご講演を始められました。
 はじめに、小林教授は、「宗教は人間にしかできない特権である。」と語り始める。
 左手に障害を持って生まれた小林教授は、生まれた時からペナルティを背負ってきたことがどうしても納得できなかった。だから、「人が如何なる理由でこの時代に、この条件で、ここに生まれて、そこで何をしきって去っていくのか。」それが人生最大の課題であると語られる。
 そして、法律学者、法律実務家として、生きるために常に戦うことで、この疑問を解こうとしているのだと。
 「今日ここに来たのもそうした意味があります」と言うと、小林教授は、創価学会との出会い、さらには池田先生との出会いについて感動を噛みしめながら語られる。
 「20年前の48歳の時、池田先生とお会いし、自分の全てを受け入れることができた。“あの一言で”」と。

 かつて政教分離論争の過程で池田先生とご縁ができ、信濃町の桜会館というゲストハウスで、池田先生から天ぷらを御馳走になった時の話をして下さった。
 師匠は、小林教授に会うなり、「小林先生、先生いい男ですね」と優しいお父さんのような笑顔で挨拶される。小林教授は、「へっ?」と一瞬不意を突かれたが、師匠ほどの方に「いい男ですね」と言われ、照れくさい笑いをした。
 すると師匠は、「あなたはね、戦っている男の顔をしています。」と言われたという。
 当時、憲法学者として戦っていた小林教授は、“それはそうだ”といった顔をしたという。すると、その表情を見られた師匠は、ニコッと笑い、「なぜそれが分かるか、分かりますか?」と尋ねられたという。
 小林教授はまたしても、「はっ?」と思う。すると、師匠は、「私もね、戦っている男なんです。」と、小林教授を包み込むように歓迎なされたという。

 この感動的な出会いを、小林教授は、「もう何というか、ハートを掴まれた気持ちでした。もうこの人のために死んでもいいと思いました。」と熱く語られる。
 そして、「僕の人生の中で忘れられない思い出になっているんです。」と。
 会場からは、共感の大拍手が湧き起こった。私たちも、師匠の一期一会の真剣勝負に胸が熱くなりました。

 それから小林教授は、今の創価に対する問題意識を語られる。
 「現在のあらゆる宗教が、宗祖の言われたことを幹部が自分都合で解釈し、自己正当化に使い、ビジネス化している。
 今の創価学会の幹部たちはお山の大将になり、都合良く“先生はこう仰った”というが、その人自身はそういった行動はしてない。だから、どの地位についても一生修行だと思う。」と。
 そして、公明党についても、「戦争法案が動き出した時、“平和の公明党はどこいった”と、私、皮肉を飛ばしました。」と、憤りを込めて語られる。
 小林教授は、「憲法に対する認識が違っても一緒に権力を共有できる、この理屈はダメです。つまり、権力が目的化して、そのために憲法論を避けている。これ、おかしいと思います。」と、公明党のやましさを一刀両断される。
 さらに、「政治を一番必要としている所に政治の光が当たらないから、その代表者として、池田先生が公明党を作った。作ったんですけどね、『権力の魔性』と池田先生は言っていました。その地位に就くと、だんだん変質していってしまうんです。これは真理です。」と確信を込めて語られる。
 民衆の心から離れ、権力の座にしがみつく今の公明党に対する鋭い指摘であった。
 小林教授のような、外部の識者の目から見ても、今の公明党、そして創価の最高幹部が腐敗・堕落している実態は明らかなのだ。
 会場には、“その通り”との表情で大きく頷かれている方や、苦渋の表情を浮かべ“創価が滅んでは困る”と固く拳を握りしめながら小林教授を見つめる方もいた。

 最後に、小林教授は、「宗教改革」について話され、私たちへの提案を語られる。
 「問答無用はもはや宗教じゃない。そうした宗教利権組織、宗教官僚組織のような牙城と戦って、頭突きして、頭から血を流しているよりは、むしろ自分たちで小さな座談会を開いて、本当の池田先生の話を学ぶ会を始める方が、こちらにとってもあちらにとっても平和です。
 ご自分の残された人生を、心豊かに、その延長線で栄える方が私は良いと思う。ダメなものと戦うことは本当に無駄だと思います。僕はそういう生き方をしてきました。」と。
 そして、「私は池田先生に対する思いもあるし、創価学会に対する評価もあるし、彼ら青年に対する愛情もある。だから私の言いたいことを語らせてもらう。君らだったら池田先生のようにもっと賢く、壁と頭突きするんじゃなくて、自分の人生をもう少し高める。そういう戦いをしたら良いのではないかというのが私の結論です。」と。
 小林教授から率直なお言葉を頂き、また温かいお心を感じ、本当に有り難いと思いました。
 終始、忌憚なく思いを語って下さった小林教授に、会場からは大拍手が湧き起こりました。その後の質問会も、質問者からの憲法論や参院選への取り組みなど多岐に渡る質問に対し、丁寧かつ明快にお答え頂き、和やかな笑いが弾けるような有意義な場となりました。

 第一部終了後、別室で希望者による懇談会を行なう。
 定員60名の会議室は、ほぼ満席となり、参加者の熱気に包まれる。
 私たちから皆様に、「全体での質問会か、それともグループに分かれて懇談的に進めるか、皆様どうでしょう?」と呼び掛ける。すると、皆様から沢山の手が上がり、私たちへの要望や質問など、たくさんの意見を頂戴しました。

 その中で、都内から来られたある壮年の方は、現場組織で体験した話を語って下さった。
  “職員の幹部から「安保について話したい」と言われたので、家に呼んで話しました。トインビーや先生の指導を渡して話しましたが、まったく聞く耳がないんです!”と。
 その声に怒りが込もっていた。皆、共感の思いで頷きながら、壮年の話に聞き入っていた。
 また、関東からご夫婦で参加されたご婦人は、“安保法制の反対で、私たちが三色旗を振っていた姿を組織の人がテレビで見て、夫はそれ以降、地元組織の会合に誘われなくなりました。”と、声を震わせながら訴えられる。そして、今回の選挙から実家に公明ポスターを張ることを断ったという。参加者からは、怒りを含んだ溜息が漏れる。

 すると、前列に座られていた壮年の方も立ち上がり、力いっぱい話し始める。
 「誰も、今回の安保法制について説明をしてくれません。『公明党がやってんだから、創価学会がやってんだから、間違いないんだ!分からないんだったら、公明党本部に行って来いよ!学会本部に行って来いよ!』、これでおしまいですよ。」と。
 さらに壮年の方は語る。
 「先生の指導を通して、今の公明党がおかしいことを地元組織で言うと、『お前はもう非学会員、非国民だ』と言われるのが現実です。私も組織役職を知らないうちに外されました。『お前なんかはもういいんだよ』と、ブロック長の役職を外されてしまった。」と。
 憤慨されながら語るその目には、怒りと悔しさがにじんでいた。
 会場後方から「狂っている!!」との声が上がった。私たちも怒りで体が震えた。

 もはや、今の創価に対話がなくなり、会員が苦しんでいる話は、一つや二つではない。
 現場の至る所で、全く対話が出来ず、会合の連絡が来なくなるとの冷たい仕打ちが繰り返されているのだ!
 本来、何でも話し合えるのが、対話の創価であった。しかし、今では対話を拒否した挙句に同志を分断する。そうまでして、なぜ!なぜ!創価は公明を支援する意味があるのか。

 さらに、最近、地区部長の役職を解かれたという壮年の方が、力強く語って下さった。
 “これまで現場で、幹部に疑問な点を一つ一つ投げかけてきました。そして安保反対の意志をはっきり示しました。しかし、それ以降、政治勉強会に参加しようとしたら、地元幹部から『君が行って質問すると面倒なことになるから参加しないで』と言われ、邪魔者扱いです。”と。
 そう語る壮年は拳を強く握りしめ、さらに力強く、参加者に訴えかけるように語る。
 「今の創価学会では、一度選挙戦になった流れの中では、なかなかブロック、地区、支部という組織の単位で正しい方向に変えていくことは難しい。だからこそ、個人個人の繋がりで正しい情報を共有し、その中で、一人一人が山本伸一となっていくことからしか始まらないのではないかと今日思いました。
 共々に、今回の集いを契機に、皆さんと一緒に前進していければと思いました。」と。
 現場の苦闘に耐え抜かれる弟子の決意に、場内から大きな拍手が湧き起こった。
 懇談会に参加した誰しもが、未来が見えている訳ではない。しかし、困難な壁を前に、諦めたらすべてが終わる。皆、必死に頭突きながら、それでも前へ前へと葛藤し、戦われている。
 “創価変革を絶対に諦めてなるものか!”との思いが広がっていった。

 懇談会の終了時間が近づいた時、私たちの地元の同志である京都氏が目を潤ませて、「すみません、一分で終わります。話させて下さい。」と前に進み出る。
 そして、声を震わせながら思いを語りはじめた。
 「今日、小林節教授の話を聞いて思ったのが、小林節教授は先生の弟子じゃないということです。つまり、本当の弟子は、今の創価を憂えてこうして集って来る皆様方こそ、先生の弟子であると思ったのです。
 その弟子の方と別の法人を創る。それは池田先生が一番悲しまれるやり方ではないかと僕は思うのです。別の法人をつくる、それは逃げ道であり、僕自身にとって成仏は有り得ないと思うのです。」
 京都氏はさらに語る。
 「『池田先生を本当に尊敬している』と小林教授が言ったように、それだけ偉大な師匠に恵まれて、私たちのために方程式を全部残して下さった。“さあ、後は弟子がどうするか”と今問われている時だと思うのです。その時に、“新しい法人をつくって、皆さんで決起しましょう”という話ではない!と僕は思っています!」
 さらに力の限り叫ぶ。
 「僕らは小林節教授の弟子じゃありません!あくまでも池田先生の弟子です。先生の理想の創価学会をつくろうと、壁に頭を頭突いてますけども、額が壊れるまで叩き続けて死んでいってもいいと僕は思っています!!
 私は最後の最後まで!!今の創価学会を先生が理想とされる創価学会に変えて、そして変革していくことに全人生を懸けて!戦っていきたいと思っています!!」
 弟子の正義の獅子吼に、会場からは惜しみない拍手が湧き起る。
 小林教授が私たちを護ろうと提案して下さった「私が彼らと同じ立場であったら脱会し、自分が正しいと思う池田教を設立する」、「争うこと自体エネルギーが無駄であり、ここまで巨大化して官僚化した組織とはどう戦っても勝てない。」との言葉は絶対に受け入れられないことを宣言し、会を閉じたのである。
 教授の真心はありがたい。そのお心には感謝しかない。
 しかし、創価学会は三代の師匠の命そのものなのだ!
 捨てることなど断じてできぬ!

 皆様の熱き瞳が輝いていた。
 “そうだ!私たちの師匠は池田先生だ!”“師匠の命よりも大事な創価。その創価だけは断じて護り抜いてみせる!”と固く決意されているようだった。

 今、厳然と師匠が生きて下さり、生命で指揮を執られている。
 この最も大事な時に、創価を捨てる選択肢など断じてない!
 師匠は、弟子が立ち上がるのを待ち続けている。この時に、創価を捨て、新しい組織を創る。それが、弟子として師への恩に報いる振る舞いであるとは思えない。いや、それはむしろ師に対する忘恩ではないのか!

 創価の牙城が巨大なことは分かっている。会員一人だけでは、いくら壁に頭突きをしてもビクともしないかもしれない。
 しかし、たった一人の会員の頭突きではビクともしない創価の分厚い壁でも、真の弟子が立ち上がり、「師弟の頭突き」「民衆の頭突き」を起こしゆく時、壊せない壁など絶対にない!!
 今の創価の問題は、私たち3人と私たちを支えて下さる地元同志たちだけの戦いではない。全学会員の問題である!!
 ならば!真の池田門下が立ち上がる時、道は必ず切り開ける!いや断じて開いてみせる!
 額から血を流しながら、何度も何度も頭突きをし続けてでも、断じて創価を変革する!
 額が壊れるまで叩き続けて死ねるのであれば、これほど嬉しいことは無い!師匠のために命をなげうって戦えることこそ、我が人生の最大の誉れである!!

 師に守られ
 戦う時代は終わった!
 弟子が自らの手で
 師の創価を
 弟子の創価を
 築く時が来たのだ!

 師が命がけで守り抜いた創価
 我が命よりも大事な創価
 創価とは三代の命だ!
 その命を守らずして、
 何が弟子か!
 その命を
 いったい
 誰が守るのか!!
 師は我が命を護る弟子のために
 全てを残し
 全てを教えてくださった
 後はあなたがどうするかだ!!
 師とあなたの誓いを
 あなたがどう果たすかだ!
 命は誤魔化せぬ!
 法は誤魔化せぬ!
 
 ならば私は
 誰に何と言われようが
 師との誓いを
 三世の果てまで
 果たし抜く!
 


◆サイレントアピール お知らせ◆ 
 会合の時にお伝えさせて頂いたように、来たる7月3日(日)、今の創価を憂う同志の皆様と共に、信濃町の学会本部前でサイレントアピールを行なって参りたい!

 横断幕に掲げるメッセージは、
「安保推進の公明党を 支援することは 創価三代に違背している!」

「安保法制を容認し 師匠に敵対する 執行部は退陣せよ!」

「安保法制に 反対の声を上げる 会員を処分するな!!」

「池田先生の健康状態を 本部は詳しく 公表するべき!」


 この4つのメッセージを高らかに掲げながら、権力の魔性に侵された学会本部に対し、いよいよ民衆の声を轟かせて参りたい!


第5回サイレントアピール(駅前)20160509
                      (※平成28年5月9日撮影)

 日時
平成28年7月3日(日) 10時30分~11時30分

 場所
信濃町の学会本部前

 サイレントアピールに立つことを希望される皆様へ
 安全かつ合法的にサイレントアピールができるように、これまで警視庁と弁護士に相談してきました。そのためには事前の準備が必要となることが分かりました。
 参加をご希望の方とは、その点を個別に連携を取らせて頂きたいと思いますので、6月26日(日)までに、参加者の①お名前、②ご連絡先(電話)、③人数を、ブログ宛にメールでお知らせ下さいますようお願い致します。
 簡単な一文で構いませんので、「神奈川県在住の野口裕介090-****-****、2名で行きます」などお名前と連絡先、そして人数を記載して頂ければ、こちらから必ず折り返しご連絡をさせて頂きます。

 当日、サイレントアピールを行なう時間は1時間を予定しています。
 これまで私たちは、学会本部前でのサイレントアピールを5回行なってきましたが、横断幕を掲げて立ち続けられるのは、およそ1時間が限度だと思いました。そのため、「7・3」に参加して下さる皆様が、創価変革のために行動して体調を崩すことだけは絶対にあってはならないと思い、1時間とさせて頂きます。


※現在、戦いが混んで来ており、ブログ宛に頂いたメールに対して、返信が遅れている状況があります。どうかご容赦頂ければと思います。
 また今後、私たちとしては、「7・3サイレントアピール」の準備、ブログ本編(本部職員当時の内容)の作成、本の出版に向けての戦い、そして裁判書面の作成に全力を集中していきたいと思っています。それ以外に、メディアの方々からの取材も随時受けているため時間が限られております。
 そのため、皆様から頂戴するメールの返信につきましても、全てのメールにご返信させて頂くのが難しい状況です。
 皆様から頂戴するメール・コメントは、全てしっかりと読ませて頂いておりますが、今後はご返信ができない場合もあることを、どうかご理解頂ければありがたいです。
















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プロフィール

Author:創価学会元職員3名
小平秀一
平成7年3月、創価高校を卒業。
平成11年3月、創価大学を卒業。
平成11年4月、宗教法人創価学会に入職。
平成24年10月、宗教法人創価学会を懲戒解雇。
平成26年6月、創価学会を除名。

滝川清志
平成12年3月、創価大学を卒業。
平成12年4月、宗教法人創価学会に入職。
平成24年10月、宗教法人創価学会を懲戒解雇。
平成26年6月、創価学会を除名。

野口裕介
平成14年3月、東海大学を卒業。
平成14年4月、宗教法人創価学会に入職。
平成24年10月、宗教法人創価学会を懲戒解雇。
平成26年6月、創価学会を除名。

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