●① 8・20「横浜座談会」の報告

 先日8月20日、横浜市のかながわ県民センターに創価を憂える同志60名が全国から集い合い、横浜座談会が盛大に開催された。当日、朝から降りしきっていた雨も、開催時刻の13時前には上がり、雲の切れ間からは太陽が顔を覗かせた。
 今年2月から開始して5回目となる座談会は、2部形式で行なった。
 第1部では新進気鋭の憲法学者である首都大学東京の木村草太教授に「安保法制と憲法」のご講演と質疑応答をしていただいた。木村教授は憲法学者としての学問的見地から、終始丁寧に分かり易く話をしてくださった。
 冒頭、安保法制に対するご自身の立場を明確に表明される。
 「安保法制については、大変問題がまだまだ残されていると考えている」
 「自分は“早く直せ”という立場である」と。

 木村教授は安保法制が成立するまでの経緯から話をされ、徐々に話に熱を帯びていく。
 昨年5月に安保法案が国会に提出された時の“提出の仕方”に触れ、「あの法案の提出の仕方は極めて卑劣なやり方でした」と怒気を含んで語り始める。
 なぜ“卑劣”なのか。それは「性質が異なり、内容がまったくそれぞれ異なっている11本の法案を2つにまとめて国会に提案したから」ということであった。
 それらの法案の中には相当に危険なものが含まれていたにもかかわらず、まとめて一度に提出されたため、法案賛成派と反対派が法案全体の中で別々のところで議論することになってしまったという。
 法案賛成派はある箇所を指して「これは必要であろう。だから通す必要がある」と主張する。
 反対する側は別の箇所を指して「明らかに違憲な部分や危険な部分がある。全部抱き合わせとなっているから、全部をまとめて否決しないといけない」と反論する。
 こうした状況から、議論がまったく噛み合わなくなったという。
 また、法案自体が余りにも膨大で分かりづらく、マスメディアも国民も「なんだかよく分からない」という状態にさせられてしまったのだと語られた。

 本来、法案審議は一つ一つ個別になされて然るべきである。しかし、まともに議論させないようにするためか、安倍内閣は11本の法案を抱き合わせて一度に提出したのだ。
 国民が理解し納得するためのプロセスを著しく欠落させた、独裁的な自公政権の法案審議の進め方をあらためて知り、参加者の顔に怒りが滲み出る。

 続いて木村教授は、昨年6月の衆議院の憲法審査会で、参考人として招致された憲法学者3人が口をそろえ、安保法制について「違憲である」と表明した時の話をされる。
 自民党から推薦を受けた長谷部恭男教授の基本的な説明は、「これまで政府は、集団的自衛権は全て違憲だと言ってきた。しかし、今回は条件を付ければ合憲だと言っている。なぜ、全部違憲だったものが条件を付ければ合憲なのかよく分からない。論理において従来の政府の解釈と整合性が取れていない」というものだったと解説される。
 さらに木村教授は、長谷部教授の話を巧みな譬えで分かりやすく説明されるのである。
 「『この会場は禁煙です』とこれまで言ってきたのに、『この会場は禁煙なのだが、セブンスターに限るという条件を付ければ吸っていい』というのは明らかに理屈としておかしい訳であります」
 明快でユーモアあふれる話に、会場から笑いと納得の声が起こった。

 さらに、昨年7月の衆議院の中央公聴会では木村教授ご自身が公述人として招聘され、「安保法制と憲法との関係」について意見を述べられた時の話をされる。
 木村教授はこう語る。
 「安保法制の存立危機事態(※注)の条文が9条違反という人もいる。しかし私は、9条違反とかの以前に、“そもそも意味が分からないので違憲ではないか”と話したのです。“意味が分からない”というのは立派な違憲の根拠です」
 きっぱりと断言される、斬新かつ抜本的な発言であった。
 教授の話に熱がこもっていく。
 「常識的に考えてください。『“赤っぽい”信号は渡ってはならない』と書いていた時に、“赤っぽい”ではなんだか分からない。そういう法律は作ってはならないのです。“赤”なら“赤”とちゃんと書なきゃいけない訳です。
 今回の存立危機事態は、いわば『日本の危機っぽい時には武力行使をして良い』という条文であって、そんな条文はそもそも条文として意味が分からない。だから、『意味が分かるように解釈の基準を統一して発表するか、条文の文言自体を改めるかして下さい』という話を(公聴会で)したんです。
 やっぱりこの法案というのはおかしい!」
 まやかしの安保法制を一刀両断にする明快な話であった。
 一時間の講演はあっという間に終わり、場内からは惜しみない拍手が送られた。

 引き続いて木村教授への質疑応答に移った。
 すぐに会場前方に座っていた壮年の方が手を上げる。その壮年の方は自衛隊法について勉強してきたと話し質問する。
 「自衛隊法95条の改正についてですが、『新三要件』や公明党がしきりに主張している『歯止め』には繋がらないのではないでしょうか。むしろ、武力行使に発展してしまうのではないかと懸念しているがどうでしょうか」
 安保法制の問題点を具体的に突く質問であった。
 木村教授は、端的に回答される。
 「自衛隊法95条の2は、『武器等防護』というもので、自衛隊が武器を使用できる局面、場面というのは自衛隊法で細かく限定されているが、今回その中に『外国軍の武器など防護』というのが加わり、その『武器など』の中に『船』とか『飛行機』も入る訳です。防護というのは、あくまで海賊やテロリストの時を想定しているが、実際、飛んで来るミサイルがどこから出てきたのかっていうのは分からないから、なし崩し的に武力行使に巻き込まれる危険というのは、95条の2には当然あると言うことではないかと思います」
 明快な話に、会場前列に座るご婦人は大きく頷きながら聞いている。真剣にノートにメモを取る壮年もいた。

 続いて、場内役員に着いていた地元同志の兵庫(仮名)さんが質問する。
 「今回の法案の中で、変えなければいけなかったところについて教えて頂ければと思います」
 皆が聞きたいと思う核心に迫る質問であった。
 木村教授は理路整然と答えられる。
 「まず、自衛隊法76条の存立危機事態条項というのは、削除した方が私は良いと思います。削除しても実際には個別的自衛権が発動するような場面でしか使えないような条文になっている訳ですから、何も不利益もないだろうと思います。
 また自衛隊法95条の2は、厳密に任務を限定した形で防護をするという形にした方が良い。今のままの条文だと楽すぎると思います。また、後方支援で弾薬の提供とか、戦闘機給油を認めたところは、これはもう最優先で直した方が良いと思います」

 全部で8名の方が質問され、木村教授はすべての質問に明快に答えられていった。
 その中で、ある壮年の方は、「これからの憲法を学ぶ学生たちが、『どうせ解釈改憲するんだから・・・』との認識で法律を学び、弁護士などになっていくのではないか」と、危惧している心情を語った。
 またある青年の方は、「権力を使う人は良くわからない状態を作っておきたいのではないでしょうか。それに対抗していくには、原典を大切にし、物事の筋を理解・尊重し、また『武力のない世界は素晴らしい』というような理想を持っていくことも重要だと思います」と、未来に希望を抱く深き思いを語られた。
 皆、話す方も聞く方も真剣であった。
 真剣だからこそ、日本の未来、創価の未来を危惧しているのである。師匠の仰せに違う安保法制の問題を、我が問題として悩み抜かれる姿がそこにあった。
 「心して政治を監視せよ」との三代の師匠の精神を懸命に実践しようと行動する模範の弟子の精神を学ばせていただく思いだった。
 あっという間に、30分間の質疑応答の時間は終了する。
 大変にご多忙な中、1時間半にわたり丁寧で分かり易い、御講演と質問会をして下さった木村教授に万雷の拍手が送られ、第一部は大成功で終了する。

 第2部では7・3の学会本部前サイレントアピールに参加された2組の方々に体験談をお話しいただいた。
 はじめに、師匠の仰せに反する今の公明党に怒りの声を上げ続ける千葉県のご夫妻がリレー体験を話して下さった。
 最初にご婦人が登壇される。
 東日本大震災が起こり、原発の恐ろしさを目の当たりにしたご婦人は、“公明党は被災者の味方になり、率先して原発廃炉・廃止へ間違いなく進む”と期待し、信じていた。
 ところが、公明党議員が“原発輸出が国際貢献になる”と発言したことで、大きなショックを受ける。
 さらにその後、公明党が特定秘密保護法の成立に賛成・可決したことで、ご婦人は公明党を支援したことを心から後悔したという。
 そして公明党が集団的自衛権の行使を認める閣議決定に加担した時、ご婦人の後悔は怒りに変わっていった。
 「地元組織に、公明支援をやめることを伝えました!」
 さらに昨年、自公政権によって安保法案が強行採決されると、ご婦人の怒りは頂点に達する。
 「地上から悲惨の二字を無くしたいと世界平和を一番願い、行動されてきた池田先生が容認されるはずがないのです!」
 ご婦人は、長年自宅に貼っていた公明党のポスターを撤去し、選挙一色の会合への参加も控えるようにしたという。それから国会前デモに参加するなど、不屈の「安保反対」の戦いを続けて来られた。
 ご婦人は力強く決意を語る。
 「池田先生のつくられた創価を護るべく、現在の権力側についた公明党と、それを支援させる学会執行部への抗議の戦いを、皆様と共に続けていきたいと思っています!」
 会場から割れんばかり拍手が巻き起こった。

 続いて夫である壮年の方が登壇される。
 その壮年の方は、東日本大震災以降、公明党・斉藤鉄夫議員の“原発を再稼働しなければ経済が二流、三流になる”との発言や、石井啓一政調会長の“原発輸出が国際貢献になる”との発言に怒りを燃やした。
 そして公明支援をやめ、脱原発のデモに参加するようになったと語る。
 さらに地元組織の会合では、公明党が進める原発再稼働に反対した。
 すると地元幹部から、「会合で原発の話はするな!会合で政治の話はするな!」と制されたというのである。
 しかし、その壮年の方の公明党に対する怒りはおさまらない。
 師匠の平和思想に違背した安保法制を容認する公明党に対し、怒りの声を上げ続け、国会前デモ等に参加し、7・3サイレントアピールにも共に立たれたのである。
 信念に生き抜くその壮年の方は、最後にキング牧師の言葉で話を結んだ。
 「人間にとって最も重い罪は、悪人の暴力ではなく善人の沈黙と無関心である!」
 ただただ師匠の仰せ通りの学会本部に変革するために、諦めずに戦い続けるご夫妻の体験談に、感動と共感の拍手が鳴りやまなかった。

 もう御一方、栃木県で勇気の声を上げ続けるご婦人が体験談を話される。
 入信50年以上のご婦人は、高等部の時に初めて池田先生にお会いし、先生から「『2000年』の8月15日にまたみんなで集まろう」と呼び掛けて頂いたことを若き日の胸に刻んだ。
 そして、先生のご指導を真剣に学ぶ中で、「もし、将来、創価学会が大変なことになったときには、立場は違っていても、一主婦でもいい、創価学会を守って欲しい」との御指導に出会った。
 ご婦人は思った。“これなら自分にもできる”――その日からこの御指導が、ご婦人と先生との約束になった。
 しかし昭和54年、池田先生が第三代会長を辞任される。
 途端に、地元組織の幹部の腐敗堕落の実態が浮き彫りになっていった。
 酒で団結する悪い習慣が当たり前のようになっていき、酒を飲める人が幹部として登用され、婦人部は接待役にさせられたという。さらには、聖教新聞の啓蒙、折伏、選挙の戦いは数字が何より優先という組織に変わっていったという。
 ご婦人は師匠との誓いを果たし抜くため、一人、組織改革に立ち上がる
 しかし、組織幹部からの容赦ない暴言の数々を浴びせられるのである。
 「学会の組織はピラミッドなんだよ。先生が一番上にいて、我々は先生に直接ご指導を受けられないから、あなたは地区幹事なんだから、婦人部の1ランク上の支部幹部か2ランク上の本部幹部に指導を受けなさい」
 「壮年部大会は酒を出さなければ人は集まらない。うるさいことを言うのはあなただけだ」
 「あなた、そんな偉そうなことを言いたいのなら、上の幹部になってから言いなさい」
 さらに、婦人部幹部の中には突然ご婦人の家を訪ね、「あんたはいつも、いつも逆らってばかりで。いい加減にしなさい!」と怒鳴る人や、陰で組織中に「あの人(ご婦人)は『魔』だから」と言いふらす人もいたという。
 仲の良かった同志からも、「あなたと仲良くしていると幹部に嫌われる」と言われ、ご婦人は心を痛めたという。
 唯一の支えは、毎月の同時中継の画面を通してお会いする池田先生とその御指導だけだった。
 そして、待ちに待っていた「2000年」の9月15日、ご婦人は2000年会のメンバーとして、創価大学での総会で師匠池田先生とお会いすることができた。
 先生は「国家権力と戦う人は、国家権力から迫害を受けるんだ。三代会長はみんな牢獄に入った。君たちも一回くらい入ってきなさい!」と壇上に並ぶ秋谷会長(当時)らに厳しく言われたという。そして、「2000年会の皆さん、よく来たね、ありがとう」と何度も言って下さったという。
 ご婦人は心の中で、“先生、ありがとうございました!創価学会を守るという約束を、きっと果たしていきます!”と誓われたという。
 「これが私の原点です」と、堂々と語られるご婦人の目には涙が浮かんでいた。
 さらに、ご婦人は正義の怒りに燃えながら訴える。
 「今の学会の状況は、かつて山崎正友とその関係者、学会の幹部が先生を辞任にまで追い込み、その後も先生と学会員に多くの苦しみを与えた『54年問題』『宗門問題』に重なると感じています。言いたいことも言えないような組織なんて、創価の組織じゃないですよね!」
 場内からは、「そうだ!そうだ!」と一斉に声が上がり、大拍手が沸き起こった。
 最後にご婦人は決意を語る。
 「目を覚ましてほしい!サイレントアピールに参加された皆さんも同じ思いだったと思います。志を一つにした同志の皆さんと一緒に、先生の創価学会を取り戻せる戦いが出来るなら、私は何でもしたいと思っています!よろしくお願いします!」
 あまりに純粋な信心に皆が心を打たれた。ハンカチで涙を拭うご婦人もいた。共戦の決意漲る万雷の拍手が、しばし鳴りやまなかった。

 このあと私たちも時間を頂き、懲戒解雇の原因にもなった、「金銭横領疑惑」の主犯格とされている職員水戸(仮名)による会員への暴言に始まる除名処分事件(今回のブログ「前篇」の内容)について話をさせていただいた。

 会合終了後、会場やロビーは、語り合う同志の皆様の熱気に包まれていた。
 “なんとしても師匠の創価を護るんだ!”――その瞳は使命と希望に燃えていた。
 8・20「横浜座談会」は大成功に終わった。
 横浜からの帰り道、第三京浜を車で走っていると、目の前に大勝利の虹が晴れやかに架かっていた。
 創価の主役はどこまでも民衆である!
 何としても学会本部を根本から変革しなければならない。
 腐敗堕落した本部執行部を退陣させ、民衆の創価を取り戻すのだ!
 師匠が築かれた創価を取り戻すのだ!
 「いよいよこれからだ!」
 私たちは虹を見つめながら、さらなる決意を約し合った。


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※注 存立危機事態
集団的自衛権を使う際の前提になる三つの条件(武力行使の新3要件)の一つで、「我が国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し、これにより我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある事態」。ほかの前提条件として、「国民を守るために他に適当な手段がない」「必要最小限度の実力行使にとどまる」ことがある。






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●② 【告知】本の刊行報告と、11・12「横浜座談会」への決意

 待望の「本の出版」決定から早や2か月、「創価を護りたい!」との一心で、全力で取り組んできた本の執筆も、一段すべての原稿を書き上げることができました。ページ数が限られた中ではありましたが、納得のいくものが書けたと感じています。出版社編集部の方々には本当に良くして頂き心から感謝しております。
 今のところ、11月中に刊行できる見込みで着実に進めております。
 どこまでも、師匠が望まれる創価学会に変革するために、一人でも多くの学会員の方々に学会本部の実態を知って頂き、創価三代の理想を実現するための一助にしていければと思っています。
 この本で私たちは、本部職員として体験してきた事実をもとに、本部執行部の「対話」が出来ない実態や、執行部や最高幹部にとって都合の悪い職員の問題が隠蔽されてしまう官僚化、独裁化した学会本部の実態を記しました。
 さらには、本部執行部の腐敗堕落が顕在化した、「平成21年の学会本部職員による金銭横領疑惑」についてもありのまま書き綴りました。

 この「金銭横領疑惑」に関与した主犯格の一人とされる聖教職員の水戸(仮名)は、一女子部員からの聖教新聞の減部の申し出を拒否したうえ、さらに信仰心を否定する発言や馬鹿にする言動を繰り返すという問題を起こしていった。そしてこの事件が発端となり、無実の会員3名が除名処分にされる事態となっていくのである。さらにはその会員たちを救済しようと動いた私たちは、その行為を理由に懲戒解雇となっていったのである。
 私たちが懲戒解雇となる3年前の平成21年10月29日。滝川が横浜池田講堂への異動を言い渡された職員全体会議で、私たちはこの「本部職員による金銭横領疑惑」について知ることとなった。
 大勢の聖教本社編集局の記者たちが一斉に異動となる人事が発表され、その中には職場役職が降格となる職員も多数いた。滝川は、編集局の若手記者たちが突然、北海道、東北、中部、関西などの支局へ異動となるだけでなく職場役職が降格となっている事実を目の当たりにし、詳しいことは分からなかったが、何か大きな問題が起きているのではないかと感じてならなかった。
 翌月、私たちは聖教編集局に勤める職員の同僚から、「この大規模人事の理由は、職場の予算を特定の職員たちで私的流用していたことによるものだ」と聞かされる。さらに、この問題で聖教本社編集局から神奈川支局へ異動となった職員が一人いる、と同僚は語ったのである。
 調べてみると、該当する職員が一人だけいた。それが水戸であった。
 横浜池田講堂に異動となった滝川は、平成22年7月、上司の甲府(仮名)神奈川県主事と面談をする機会があった。
 面談の場で滝川は、神奈川に異動してきていた水戸について「平成21年の金銭横領疑惑」に関与していたのかを率直に尋ねた。
 すると甲府は、疑惑が事実であるかのように返答した。そして気まずそうにして、「君には関係ない話だ」と言い、すぐに話題を変えてしまったのである。
 この上司の言動に、滝川はあらためて衝撃を受け、本部職員による金銭横領疑惑が本当のことではないかという思いを一層深めた。
 後日、私たちはこの金銭横領疑惑について、知り合いの元聖教職員から詳しく話を聞く機会があった。その元職員は平成21年に発覚した数百万円の金銭横領疑惑は2度目のものであり、過去には同じ職員らによる数千万円に及ぶ金銭横領疑惑があると語った。
 そして2度目の疑惑について、平成21年5月頃、学会本部で一斉に内部告発され、同年10月29日の職員全体会議でその疑惑にかかわった人間たちが異動となる大規模人事が発表されたというのである。
 むろん、自分たちには事件の全容解明はできない。しかし、こうした疑惑が表面化していること自体、学会本部が組織上の問題を明らかに抱えていると感じてならない。

 一つの問題への対処を誤魔化し中途半端にすれば、その問題は雪だるま式に大きくなっていくことは、仏法の眼で見れば道理である。
 未解明の疑惑を抱えた職員水戸は、平成21年11月に聖教新聞神奈川支局に異動となった。
 そして、その2年後に、なんと私たちと共に役職解任処分となった会員の京都(仮名)や木本秀信の住む地域の支部長に任命されたのである。しかもその際水戸は、「京都を中心とする役職解任処分された問題グループのメンバーが住んでいる地域だ」と組織から聞かされていたという。
 当時、木本秀信は、その支部内のアパートに女子部員である小林貴子と結婚を前提に同居していた。木本らは、経済的な事情から二人で2部取っていた聖教新聞を1部に減部しようと考え、地域の新聞配達員の婦人部に減部をお願いした。
 すると、その減部の申し出を聞きつけた水戸が平成24年1月30日の夜9時過ぎに突然木本宅のアパートを訪問してきたのである。
 貴子はその時、水戸とは面識がなかった。それにもかかわらず、水戸は貴子に対し、新聞減部の理由である経済状況を何一つ聞こうともせず、減部の申し出を拒否。さらには貴子の信仰心を否定する発言をしたというのである。
 傷付いた貴子は水戸の発言に対して説明を求めた。すると支部長という役職の他に、総区副書記長の役職を兼任していた水戸は、自分よりも役職の低い本部職員や元職員であった自分の妻など組織幹部5名を地元の会館に集め、その場に貴子を呼び出した。貴子は幹部が勢ぞろいしていることに驚き、委縮する。
 しかし、そんな貴子を余所に、水戸は冒頭から45分にもわたって滔々と自分の話をし続けた。
 さらに幹部たちが居並ぶ前で、1月30日に貴子の信仰心を否定した発言について、こう言ったのである。
 「小学生のキャッチャーに剛速球を投げちゃ可哀想でしょ。そういうことをしちゃったな」と。貴子を小学生に見立て、まるで“あなた(貴子)が傷ついたのは私の発言が悪いからではない。あなたが未熟であるからだ”とでも言うように語ったのである。
 何と傲慢な発言であろうか!支部長として、いや職員として絶対にあってはならない会員に対する暴言である!

 貴子はあまりのショックに、婚約者の木本と信頼する男子部地区副リーダーの足立(仮名)に水戸支部長との出来事を相談し、3名は水戸に話し合いを求めた。
 すると水戸は、元上司や同僚など本部職員が多いその総区組織に、自らの貴子に対する暴言は棚に上げ、貴子らから集団で威圧されていると報告したのである。その報告を鵜呑みにした総区幹部たちは、なんと貴子たち会員3名の話を一度も聞くことなく、役職解任処分や会合の参加禁止等の処分を決定する。
 そして総区長が非通知の電話一本で、貴子らそれぞれに処分を言い渡したのである。
 「会合の参加禁止」。もはや「除名」と変わらない処分である。
 しかも、会員の話を一度も話を聞かずに処分を下すなど、創価の世界にあって絶対にあってはならない事態である!

 突然、夫の足立が役職解任等の処分を言い渡された妻の久美子は衝撃を受ける。そして支部長の水戸に夫の処分理由を尋ねていった。
 すると、最初に水戸に電話をかけてから僅か8日後、なんと今度は久美子に対しても、総区幹部は一度も話を聞かないまま「会合参加禁止」等の処分を決定し、総区長から非通知の電話で言い渡したのである。
 さらにその処分が言い渡された僅か2時間後、なんと水戸は久美子に電話をかけ、「謝罪をするのかな」と謝罪を迫ったのである。さらにその後メールで「謝罪の意思があるかどうか」と確認をしてきたという。
 久美子が処分されたことを聞いた野口の妻の桃子は目の前が真っ暗になった。桃子にとって久美子は高校以来の大親友であり、この1年10か月ほど前に自分を創価学会の信仰に導いてくれた紹介者でもあった。しかし、久美子は支部長に夫の処分理由を尋ねただけでいきなり処分され、一緒に信仰活動が出来なくなってしまったのである。
 桃子は悩んだ末、なぜ久美子が処分されてしまったのかを支部長である水戸に直接聞こうと思い、勇気を出して連絡を取る。
 しかし水戸は、久美子が処分された理由については話すことなく、桃子に対し、「頑張っているんでしょうけれども、基本的な知性っていう部分で、非常に、おぼつかないものがあるんです、あなたは」「ちゃんとした教育を受けていますか?」と馬鹿にし、暴言の数々を浴びせたのである。
 理解しがたい常軌を逸した言動であった。

 本部職員による金銭横領疑惑の主犯格とされている水戸支部長は、あるまじき暴言で支部員である会員たちを傷つける問題を次々と起こしていったのである。
 その間、会員の貴子たちは、本部職員で川崎総県長の福井(仮名)や東海道方面長の荒川(仮名)、東海道総合長の高知(仮名)に、水戸支部長の言動について相談する手紙を書いた。
 しかし、誰一人として返事はなかった。
 地元組織にはもう相談先がない実情に、貴子たちは苦悩し続けた。
 そして必死に祈り続ける中で、原田会長に直接手紙を書こうと決意した。
 平成24年4月3日付で、原田会長に手紙を出す。
 「どうか私たちの話を聞いてください!」
 すると約1週間後、貴子、木本、足立の3名に対して、神奈川県審査会から4月8日付の封書が送られてきたのである。開いて中を見ると、なんと「除名審査の取調べを行なうから出頭せよ」という通知書であった。
 「除名の審査」――貴子たちは目の前が真っ暗になった。
 貴子たちにとって、信仰は生きる意味であり、人生の目的そのものである。その信仰を奪う除名は「死」を突き付けられたも同然であった。

 私たちは、共に役職解任となった木本秀信から通知書を見せてもらう。
 一度も誰からも話を聞いてもらえない中で3名の会員に為された除名申請に、怒りが込み上げてきてならない。
 「絶対にあり得ない!除名にだけは絶対にさせる訳にはいかない!」
 しかも、話を一度も聞かずに除名申請を上げたのは、なんと本部職員で水戸の同僚の名古屋(仮名)区長であることが分かる。
 水戸は同僚職員である名古屋に守られ、立場のない貴子たち会員は除名処分を突き付けられる。
 「『会員第一』『対話が根本』の創価にあって絶対に許されない事態だ!」
 滝川は、職場の上司である神奈川最高幹部たちに電話し、水戸の暴言から始まったこの問題を報告しようと奔走する。しかし、誰一人として報告を受け付けない。
 小平や野口も、学会本部の内部通報窓口である職員規律委員会の関係者にも電話をかける。ところが規律委員会事務局の大分(仮名)職員局長は私たちの電話を一度も出ない。
 必死に、職員規律委員会委員長の長谷川重夫本部長(現・理事長)にも手紙を書いた。
 「一度も話を聞かずに除名申請を受けた会員の話を、まずは早急に聞くべきであり、公平厳正に精査した上で、即刻、無実の会員への不当な処分を撤回するべきです。」
 しかし、この手紙も無視される。

 貴子たちも必死に、原田会長へ再び手紙を書く。
 “一度でいいから水戸支部長だけの話で判断するのではなく自分たちの話を聞いてもらいたい!”と。
 しかし、原田会長からは一度も返事がくることはなかった。
 そして平成24年5月14日、貴子たちの手元に「除名決定」の通知書が届いたのである。
 一度に3名もの無実の会員を除名とする決定であった。
 この時、会員たちは「命」ともいうべき信仰を奪われたのである。
 目に涙をためて通知を握りしめる貴子の姿があった。
 除名を食い止めることができなかった私たちは、自身の不甲斐なさと申し訳なさに居ても立ってもいられなかった。ありえないやり方に体の震えが止まらなかった。
 「水戸の言動に声を上げた会員たちが、なぜ除名とならねばならないのか!」 

 除名処分の「撤回」を求めて、これまで無視をされ続けている原田会長にも手紙を書いた。
 すると今度は私たちに対し職員懲罰委員会が動き出す。会員たちの除名撤回を求める私たちの行為が懲罰に掛けられたのである。
 そして、審査の結果、私たちの行為は、「法人の業務の遂行を著しく妨害する行為」にあたるとして、即日、懲戒解雇処分が言い渡されたのである。
 学会本部は、会員たちの話を一度も聞かずに、金銭横領疑惑の主犯格の一人とされている水戸を守り、私たちを懲戒解雇としたのである。
 そして、立場の弱い会員たちは、一度も話も聞かれずに役職解任や会合参加禁止の処分を下され、最終的に除名処分となったのである。
 
 ところが、この職員水戸の聖教新聞社での金銭横領疑惑は依然として疑惑のままである。一般的に金銭横領は、当然解雇されて然るべき問題であろう。さらには、もし経営陣がその金銭横領問題を知りながら隠蔽していたならば、退陣を迫られるだけでなく、経営責任を問われるような重大な問題であるはずである。
 さらには、創価学会本部の中で金銭問題は御法度である。金銭横領事件を犯したならば、会員の浄財で生きている職員としては、会員への著しい背信行為に当たるといえる。
 疑惑が表面化している以上、学会本部は、その「真実」を会員の誰もが分かるように白日のもとに晒すべきではなかろうか。
 ゆえに私たちは学会本部に対し、聖教新聞社における金銭横領疑惑について、その真相を、真実を誰もが分かるように明らかにすべきであると訴えたい!!
 本部のこの曖昧なやり方によって会員が除名処分になっているのだ!

 私たちはこれまで全国の会員同志の皆様からも、創価学会職員や公明党議員の問題に怒りの声を上げたことで排除されている実態を伺ってきた。
 そして師匠の平和思想を破壊する学会本部に対し勇気の声を上げる会員の方々が、組織から排除されている実態は後を絶たない。
 ならばいよいよ!学会本部なかんずく本部執行部が、師匠の仰せに適っているか否かをはっきりさせていかねばならない!
 ゆえに私たちは、来る11月12日(土)に第6回座談会を横浜で開催していくこと決意しました。
 この座談会では、職員水戸から新聞の減部を拒否され、信仰心を否定され、罵倒された同志たちに登壇していただき、実際に本人が直接体験してきた事実をありのままに語っていただきたいと思っています。
 また、皆さんが現場組織で体験している苦しさを自由に語り合える場も作っていきたいと思います。

「人生は戦いである。断じて、あきらめない。断じて、立ち止まらない。
 どこまでも走り続けた人が勝つ。執念を燃やし続けた人が勝つのだ。」
(名誉会長指導)

 創価を想い、師匠を想う同志の皆様とともに、いよいよの決意で、民衆の創価へと変革する行動を学会本部に起こす出発の会合として参りたい!!

11・12横浜座談会 式次第20161103

 日時
 平成28年11月12日(土)
 (入場開始)  午後6時00分
 (会  合)  午後6時15分~8時15分

 場所
 かながわ県民センター 2階 ホール
 (神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町2-24-2)
 http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f5681/p16362.html

※山下公園前にあります「神奈川県民ホール」とは、別の施設です。お間違えのないようにお願い致します。

 参加予定人数の連絡先と、私たちへの問い合わせ先
 横浜座談会への参加を希望して下さる方は、当ブログ宛に参加人数を教えて頂けると本当にありがたいと思っています。
 お名前をお伝え頂く必要はありません。メール一行で構いませんので、「2人で参加します」「埼玉から1名で行きます」など、参加予定の人数を教えて頂けると本当にありがたく思います。もちろん、連絡を頂かなくても参加して下さって構いませんし、連絡を下さったから参加しなければならないということでももちろんありません。
 参加人数の連絡先または私たちへの問い合わせは、ブログ上のメールフォームか、以下のアドレスにお願い致します。
 連絡先(メールアドレス):harunokoimejapan20150831@yahoo.co.jp

 地図

神奈川県民センター

 交通アクセス
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 会合当日の絶対無事故、大成功を勝ち取るべく、真剣に祈り、万全の準備で臨んで参ります!


●③ 【告知】 『実名告発 創価学会』 刊行のお知らせ

 ブログを読んでくださっている皆様にご報告があります。
 私たち3名が創価学会本部を憂い、その実態をありのままに書いた本が株式会社金曜日から11月中旬に発売される運びとなりました。
 本のタイトルは、『実名告発 創価学会』~学会本部の中枢から排除された3人の元青年職員が、「愛する創価のため」権威主義化した本部を徹底糾弾。~

 現在、印刷が着々と進んでおり、11月15日(火)には首都圏の書店に本が並ぶ予定となっています。また、Amazonでも販売されることとなり、ネット購入も可能です(メニューの「リンク」からご購入頂けます)。一冊1,512円(税込)で販売されます。
 思えば今年1月、“ひとりの学会員”天野達志さんから、「ブログは読者層が限られているから、本を出してはどうか」と提案されたことが本を出そうと思ったきっかけでした。それから10か月。途中、自費出版に挑戦するも時間的な問題から断念せざるを得ないなど、試練もありました。しかし、同志の皆様の励ましに支えられ、また株式会社金曜日さんと御縁があり、こうして刊行できることとなりました。
 この場をお借りし、支えてくださった同志の皆様、そして株式会社金曜日の編集部の皆様に心から御礼を申し上げます。本当に、本当にありがとうございました。
 この本では、私たちが学会本部の中で体験してきたことをノンフィクションで書きました。師匠池田先生が望まれている「真の創価学会」へと変革していくために、ありのままの創価学会本部の実態を知ってもらいたい。そのために、一人でも多くの学会員の方々にこの本を読んで頂きたいと願ってやみません。

 現在、学会本部は師匠池田先生を利用し続け、創価三代の「絶対平和」「非暴力」の思想を破壊し続けている。そのことが、先日9月22日付『朝日新聞』の「原田会長インタビュー」記事に、ありありと表れていた。
 朝日新聞の記者は、創価学会が一昨年5月、安倍首相の主導する集団的自衛権の行使容認に対して牽制するコメントを出していたにも拘らず、同年7月1日の集団的自衛権の行使を容認する閣議決定を受け入れたことを指摘しつつ、こう質問する。
 「平和に対する立場を変えたのですか」と。
 これに対し原田会長は、
 「いえ、まったく変わっていません。あのコメントは『本来は』と条件付きです。公明党は、集団的自衛権発動の新3要件に『明白な危険』などの言葉で歯止めをかけた。憲法の平和主義、専守防衛の枠内に収めることができたと評価しています」と強弁している。
 この回答を見た時、誤魔化し以外の何ものでもないと私は怒りで体が震えた。
 創価三代が築き上げてきた「絶対平和」の思想とは、「戦争反対」であり「非暴力」である。これは師匠の弟子であれば誰もが分かる話である。
 それに対し、集団的自衛権の行使を容認するということは、日本を戦争に参加できる国に変えるということである。つまり、創価三代の絶対平和思想とは真逆なのである。
 創価学会が「平和に対する立場」を変えたことは明らかであり、原田会長の「いえ、まったく変わっていません」との発言は、全くの詭弁である。

 さらに、原田会長は、「あのコメントは『本来は』と条件付きです」とも発言している。しかし、これは一昨年に創価学会が出したコメントを見れば、原田会長の「条件付き」との話が嘘であることは一目瞭然である。

<私どもの集団的自衛権に関する基本的な考え方は、「保持するが行使できない」という、これまで積み上げられてきた憲法第九条についての政府見解を支持しております。
 したがって、集団的自衛権を限定的にせよ行使するという場合には、その重大性に鑑み、本来の手続きは、一内閣の閣僚だけによる決定ではなく、憲法改正手続きを経るべきであると思っております。
 集団的自衛権の問題に関しては、今後、国民を交えた、慎重の上にも慎重を期した議論によって、歴史の評価に耐えうる賢明な結論を出されることを望みます。>(『朝日新聞』2014年5月17日付朝刊)


 この声明を読めば明らかであるが、創価学会の集団的自衛権行使に対する基本的な考え方は、「行使できない」である。これは、創価三代が築き上げてきた「絶対平和」の思想からみて、従来の政府見解が支持できるものであるとの表明であって、「行使するという場合」があり得ることを容認するものではない。
 だからこそ、学会本部はこの声明で、「限定的にせよ行使するという場合には、その重大性に鑑み、本来の手続きは、一内閣の閣僚だけによる決定ではなく、憲法改正手続きを経るべきである」「今後、国民を交えた、慎重の上にも慎重を期した議論によって、歴史の評価に耐えうる賢明な結論を出されることを望む」と明言し、国民一人ひとりがこの問題について真剣に議論する、まさに国民全体で「政治を監視」し、権力の暴走を食い止めることを求めているのである。
 それが今回、集団的自衛権を「行使できる」ことを決定した閣議決定を受け入れたことを誤魔化すために、安保法施行後の今になって「『本来は』と条件付き」などと言い出し、まるで創価の「絶対平和」の思想を、「手続きの『本来(原則)』と『例外(条件付き)』の問題」であるかのようすり替えているのである。
 声明の本質を180度真逆に変えているのである。

 さらに続けて原田会長は、「公明党は、集団的自衛権発動の新3要件に『明白な危険』などの言葉で歯止めをかけた。憲法の平和主義、専守防衛の枠内に収めることができた」と語るが、この話も創価の根本思想の問題を「憲法の枠内」か否かの問題にすり替える誤魔化し以外の何ものでもない。
 仮に、百歩譲って憲法が「集団的自衛権の行使」を容認し、新3要件が「憲法の枠内」であると解釈できるのであれば、創価学会も集団的自衛権の行使を容認するのか。
 断じて否である。
 創価の牧口初代会長、戸田第二代会長は、当時の国民が支持していた軍部政府に戦争反対を突き付け、文字通り命を懸けて「絶対平和の思想」を貫いたのではないか。
 その精神はどこに行ったのか。
 原田会長の言い分は、権力の魔性が作り出した見解におもねるものであり、戦前の宗門となんら変わらない姿であると言わざるを得ない。
 これこそ、創価の思想を根本から破壊し、三代の師匠を裏切る行為であることは明白である。
 こうした誤魔化しと言い訳を繰り返す原田会長の発言は、純真な会員同志をも欺こうとする本当に汚いやり方だと感じてならない。
 公明党・創価学会本部は2014年7月1日の閣議決定で、日本が堅持してきた平和憲法の核であり戦争を未然に防ぐ最大のブレーキである「憲法9条」を破壊してしまった。そして、武力・戦力という「抑止力」によって平和を築くという「マヤカシの思想」を掲げ、依然として9条破壊の安保法制を推進し続けている。
 そして創価三代の師匠が命がけで貫いた平和思想を、今現在も破壊し続けているのである。

 そしてさらに、安保推進のための師匠利用の実態も、いよいよ深刻の度を深めている。
 朝日新聞の記者は、「池田大作名誉会長は88歳。最近は表立った活動を控えています。体調はいかがですか」と率直に質問。
 原田会長はこれに対し、「元気にしておりますよ。執筆活動などに専念しています」と平然と答える。
 記者、「重要な判断も可能なのですか」
 原田会長、「もちろんです。ただ、数年前からは、基本的に運営は執行部に託し、見守っています」と。
 さらに記者が、「いま、意思決定の過程はどうなっているのでしょう?集団指導体制なのですか」と聞く。
 すると原田会長は、「そう理解していただいていいんじゃないでしょうか。私をはじめとする執行部内で相談しつつ、大きな方向性を定めています。とはいっても重要な問題もありますから、執行部は名誉会長に報告すべきことは報告し、指導を受けています」と答えているのである。
 もちろん私たちは師匠の現在の正確なご健康状態は分からない。
 しかし、師匠のご健康状態がいかなる状況であったとしても、今弟子が声を上げなければ、創価三代の精神は護れない危機的状況であると思えてならない。
 今般の安保法制推進を見ても、その奧底にあるのは「抑止力」という他者への不信感である。これが、師匠池田先生が築かれてきた生命尊厳を基軸とする「絶対平和」「非暴力」の思想とは真逆であることは、弟子であれば誰でも分かる話である。
 しかも、9割以上の憲法学者が違憲であると言っているにもかかわらず、国民一人ひとりに信を問う憲法改正手続きすらせず、一内閣だけの閣議決定を行ない、立法・推進を進めるやり方は、もはや「専制政治」「独裁政治」が始まっていると言っても過言ではない。
 独裁に、民を想う心などあるはずがない。
 創価学会の初代会長である牧口常三郎先生は、戦争を進める軍部権力に抵抗し、獄死した。「国家権力(権力の魔性)」によって殺されたのである。ゆえに、池田先生は「心して政治を監視せよ」との戸田先生の言葉をことあるごとに引かれ、国民を手段とする「権力の魔性」とは徹底して戦うことを一貫して弟子に教えられたのである。
 その師匠が、今の自公政権の「独裁政治」に対し声を上げないはずがないのだ。
 自公政権は、憲法で政治権力を縛る「立憲主義」をも破壊している。この国家の危機的な状況に対して、師匠が何も声を発せず容認し続けることなど絶対にあり得ない。
 ゆえに私たちは、師匠は重大なご判断ができない状態にあると思っている。
 しかし、原田会長は、師匠が執筆活動をされるほどご健在であるとアピールしている。「師匠は本部執行部の判断や方針をすべて容認している」と会員に思わせるために、自分たちの都合で師匠を利用しているとしか思えない。
 本部執行部は「師匠にいつまでもお元気であってほしい」と願う会員の純粋な心をも利用し続けているのだ。

 「仏法は体のごとし世間はかげのごとし体曲れば影ななめなり」
 日本の狂いも、創価学会の狂いも、その病根(一凶)は学会本部にある。
 仏法の根幹である師弟を蔑ろにしている本部執行部の狂いに元凶があると感じてならない。
 この危機的状況を思えば思うほど、師匠の厳たる声が蘇ってくる。

「もしも将来、原理原則を踏み外すような幹部が現れたならば、断じて許してはいけない。異体同心の革命児の弟子たちが、猛然と戦い抜いて、三代の正しい軌道へと戻していくのだ。」(名誉会長指導)

 学会本部が変われば、創価学会も公明党も変わる。創価学会、公明党が変われば、日本の未来も変えていくことができる!
 ゆえに私は本部に対し、「師匠に帰れ!」と声を大にして叫びたい!
 完全におかしくなってきた日本そして創価学会を、いよいよ断固たる決意で変革していくために、その病根である学会本部を変革すべく、「志」を同じくする同志が連帯を築く時が来た!
 今こそ、一凶である本部執行部の退陣をかけ、学会本部の変革を断行していきたい。
 師への誓いを果たすべく、断固たる決意で、来る11月12日の横浜座談会に集い合って参りたい!

11・12横浜座談会 式次第20161103③

 日時
 平成28年11月12日(土)
 (入場開始)  午後6時00分
 (会  合)  午後6時15分~8時15分

 場所
 かながわ県民センター 2階 ホール
 (神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町2-24-2)
 http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f5681/p16362.html

 ※山下公園前にあります「神奈川県民ホール」とは、別の施設です。お間違えのないようにお願い致します。

 参加予定人数の連絡先と、私たちへの問い合わせ先
 横浜座談会への参加を希望して下さる方は、当ブログ宛に参加人数を教えて頂けると本当にありがたいと思っています。
 お名前をお伝えいただく必要はありません。メール1行で構いませんので、「2人で参加します」「埼玉から1名で行きます」など、参加予定の人数を教えていただけると本当にありがたく思います。もちろん、連絡をいただかなくても参加して下さって構いませんし、連絡を下さったから参加しなければならないということでももちろんありません。
 参加人数の連絡先、または私たちへの問い合わせは、ブログ上のメールフォームか、以下のアドレスにお願い致します。
 連絡先(メールアドレス):harunokoimejapan20150831@yahoo.co.jp

 地図

神奈川県民センター

 交通アクセス
 JR・私鉄:横浜駅の「西口」、または「きた西口」を出て、徒歩およそ5分

 座談会当日の絶対無事故、大成功を勝ち取るべく、真剣に祈り、万全の準備で臨んで参ります!

(2016年11月8日加筆修正)


●④11月12日の「横浜座談会」に参加しようと思っていらっしゃる皆様へ 【メディアの取材と、会場での書籍『実名告発 創価学会』の販売実施のお知らせ】

 11月12日(土)の横浜座談会が4日後に迫りました。当日は、メディアとして「週刊金曜日」の取材が入ることになりました。これまで通り、参加者の皆様のプライバシーを保護し、個人が特定されるような報道をすることはありませんので、ご了承ください。
 また、15日(火)発刊予定の書籍『実名告発 創価学会』の出版元である株式会社金曜日さんから、本を横浜座談会の会場で販売したいとのお願いがあり、当日販売することになりました。ご希望の方は、会合開始前と終了時に販売致しますので是非ご利用頂ければと思います。なお、現在Amazonで予約もできます(メニューの「リンク」からご購入頂けます)。

 学会本部は4日(金)、またもや創価学会会則を変更した。これで3年連続である。会の会則はそれほどコロコロと変更させるものなのか。
 聖教新聞では改正された事後に報道されるばかりで、学会員の間で、会則の何がどう変わったのかの理解が不十分であるように感じてならない。
 今回の改正について、原田会長は5日付『聖教新聞』で、“本年7月26日の師匠の全国最高協議会へのメッセージを基に「会として未来にわたって踏まえるべき重要なものである」として加えた”と説明している。
 そして同日の新・人間革命では、「創価学会仏」との戸田先生の指導が引用され、まるで師匠が「創価学会仏」を会則に入れることを了承しているかのように見える。
 しかし、私たちは、師匠は今、重要な判断が出来ない御健康状態であり、メッセージ等は本部職員の代筆だと思っている。
 本部執行部が夏の最高協議会へのメッセージや新・人間革命を自作し、今回の会則変更も自分達の都合で改正したように感じてならない。
 会則第3条の2項に「『三代会長』の敬称は、『先生』とする。」との条文を追加している。それにより、聖教新聞等でこれまで「名誉会長」「SGI会長」と表記していた池田先生の敬称を今後は原則、「先生」という敬称を使用するという。
 敬称を会則に規定する。
 創価学会はいつから三代会長の敬称までも統一するような組織になったのであろうか。
 池田先生のことを「先生」と呼ぶのは、会員一人ひとりが師匠を尊敬し慕う心からであり、会則や他人などから強制されるものではない。
 三代会長を「永遠の指導者とする」という会の根本精神を会則に記していれば広宣流布を進める組織として十分であろう。
 しかし、「師匠を○○と呼びなさい」と規定する。
 そうした会の規定が、会員一人ひとりの幸福にとって重要なことなのであろうか。いや、自分には全くそうとは思えない。
 会員が「名誉会長」「SGI会長」と呼ぶことに、学会本部に不都合な何かがあると思えてならない。
 「名誉会長」―衣の権威に負けた創価の歴史が執行部にとってよほど都合が悪い何かがあるのであろうか。
 今後は「名誉会長」「SGI会長」と聖教新聞に記されていくことがなくなっていくのであろう。
 そして、知らぬうちに何年後かには「名誉会長」「SGI会長」という敬称は消えていくのであろう。
 「名誉会長」―この敬称には、人間池田大作先生が苦悩と葛藤を突き抜け、名もなき民衆のために戦い抜いてきたありのまま(等身大)の姿が浮かぶ。
 この敬称の規定には、師匠が「神格化」されていく流れを感じざるを得ない。
 師匠は「神格化」についてこう指導されている。

「『人間・釈尊』を忘れた時、仏教は『人間の生き方』から離れてしまった。『師弟の道』がなくなった。その結果は、仏教の堕落であり、権威化です」(名誉会長指導)

 まさに、師匠の「神格化」の本質は尊敬などではなく、単に本部執行部が自分達の権威権力を護り、やりたいようにやるための師匠利用であり、権威化・独裁化であると思えてならない。
 学会本部に「今回の会則が改定になる前の会則を教えて欲しい」と問い合わせをした。すると、なんと「教えることはできない」と回答したのである。
 「回答できない」と返答する職員に名前を聞いたが、それすら答えないのである。
 すべて秘密に、すべて力で、そして責任から逃れるためにすべて密室で事が進み、最後には「決まりました」と結論を伝える。
 このやり方は、あの安保法制と全く同じである。どんなに疑問に思う会員がいようと、最後は時間が経てば、何も言わなくなると思っている。

 私たちはずっとずっと本部のこうしたやり方を体験してきた。
 師匠がいない本部、名誉会長がいない本部に学会本部は変わった。
 師匠利用の執行部とは、私は断じて戦わなければならないと決意している。

 創価三代の思想は、「師弟不二」である!
 自分と師匠との間に何びとたりとも入らせてはならない!
 師匠を使い、自分達の思うがままに、組織を動かす本部執行部に対し、断じて正義を叫び抜く!
 学会本部なかんずく本部執行部に対し、いよいよ真実の声を上げる民衆決起の横浜座談会に、集い合って参りたい!

「我らは、正義の師子の声が、嘘八百の言論の暴力に勝利する時代を築いている。我らが声も惜しまず正義を叫び抜けば、必ず時代は変えていけるのだ!」(名誉会長指導)

11・12横浜座談会 式次第20161103③

 日時
平成28年11月12日(土)
(入場開始)  午後6時00分
(会  合)  午後6時15分~8時15分

 場所
かながわ県民センター 2階 ホール
(神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町2-24-2)
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f5681/p16362.html

※山下公園前にあります「神奈川県民ホール」とは、別の施設です。お間違えのないようにお願い致します。

 参加予定人数の連絡先と、私たちへの問い合わせ先
横浜座談会への参加を希望して下さる方は、当ブログ宛に参加人数を教えて頂けると本当にありがたいと思っています。
お名前をお伝えいただく必要はありません。メール1行で構いませんので、「2人で参加します」「埼玉から1名で行きます」など、参加予定の人数を教えていただけると本当にありがたく思います。もちろん、連絡をいただかなくても参加して下さって構いませんし、連絡を下さったから参加しなければならないということでももちろんありません。
参加人数の連絡先、または私たちへの問い合わせは、ブログ上のメールフォームか、以下のアドレスにお願い致します。
連絡先(メールアドレス):harunokoimejapan20150831@yahoo.co.jp

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座談会当日の絶対無事故、大成功を勝ち取るべく、真剣に祈り、万全の準備で臨んで参ります!



●⑤ 「11.12横浜座談会」のご報告

 おととい11月12日(土)、かながわ県民センターにおきまして、今年6回目となる座談会を無事故、大成功、大勝利で行なうことができました。
 当日は、雲一つない大晴天のもと、首都圏だけでなく、遠くは広島、岐阜、愛知、栃木から今の創価を憂える同志63名が集い合いました。
 土曜日夜の開催となり、仕事や家事を調整して駆け付けて下さった方も多くいらっしゃいました。また、アメリカ、山口、岡山、大阪、香川を始め、多くの同志の皆様から熱い応援のメールを頂戴しました。皆様のお題目のおかげで、会合を大成功することができました。本当にありがとうございました。
 今回は女性お二人が勇気を出して登壇し、生々しい体験談をお話しして下さいました。
 また、最後の懇談会では、参加者の皆様が各地で奮闘されている様子が赤裸々に語られ、正義の怒りと戦う歓喜に満ち満ちた、“民衆決起の座談会”となりました。
 現在、報告ブログを鋭意作成中です。

 いよいよ学会本部を変革するために、弟子一人ひとりが奮い立ち、団結して闘って参りたい!


11.12横浜座談会写真①


※お知らせ
 いよいよ明日11月15日(火)より、書籍『実名告発 創価学会』~学会本部の中枢から排除された3人の元青年職員が、「愛する創価のため」権威主義化した本部を徹底糾弾。~の販売が開始されます。
 まずは首都圏の書店で販売開始され、その後、全国の書店でも販売されるとのことです。大手書店(紀伊國屋書店、ジュンク堂書店、三省堂書店など)では取り扱いがあるとのことですが、もし訪れた本屋さんで『実名告発 創価学会』がない場合は「お取り寄せ」も可能とのことです。
 なお、引き続きAmazonでご購入頂くこともできます(メニューの「リンク」からご購入頂けます)。











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プロフィール

Author:元創価学会職員3名
小平秀一
平成7年3月、創価高校を卒業。
平成11年3月、創価大学を卒業。
平成11年4月、宗教法人創価学会に入職。
平成24年10月、宗教法人創価学会を懲戒解雇。
平成26年6月、創価学会を除名。

滝川清志
平成12年3月、創価大学を卒業。
平成12年4月、宗教法人創価学会に入職。
平成24年10月、宗教法人創価学会を懲戒解雇。
平成26年6月、創価学会を除名。

野口裕介
平成14年3月、東海大学を卒業。
平成14年4月、宗教法人創価学会に入職。
平成24年10月、宗教法人創価学会を懲戒解雇。
平成26年6月、創価学会を除名。

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